波長プロセッサアレイ(WaveProcessorTM Arrays)
柔軟で機能的なOTM(Optical Transport Network)を実現するために、物理レイヤーである光回線網での柔軟な帯域調整機能が必要になります。次世代ROADM装置では波長多重通信(WDM:Wavelength-Division Multiplexing)のさらなる高度利用を目指して、既存の10Gb/s伝送速度から次世代の100Gb/s、400Gb/sのノード研究が行われております。
LCOS(Liquid Crystal on Silicon)1) をベースにしたWaveProcessorTM は光入力信号を自在に処理する光のプロセッサを実現します。波長プロセッサアレイ(WaveProcessorTM Arrays; WPA)は、個々に独立制御が可能な最大12ポートをもつ波長プロセッサのアレイタイプです。LCOSを搭載する波長プロセッサアレイは世界初の製品です。
ハイエンド機種WPA-44:
4×4 WXC(波長クロスコネクト, Wavelength Crossconnect Switch)として用いることができます。次世代OTNにおいて、カラーレス、方向性無依存、波長衝突フリーの3つの機能が実現します。ソフトウエアの機能として(1)ITU-Grid モードと(2)フルコントロールモードを備えます。(1)ではITU-T 50GHz間隔96チャンネルにおいて、個々のITUチャンネルの帯域可変性と光レベル制御が可能です。(2)ではLCOS画素単位での高精度な波長マネジメントが可能です。製品寸法は(W)200 x (D)120 x (H)44mmで、集積化された製品としては世界初の製品です。
WPA-8、WPA-12:
ソフトウエアの機能として(1)ITU-Grid モードを備えます。波長ブロッカのアレイ品としてご利用頂けます。
製品寸法は(W)200 x (D)120 x (H)38 mmです。
TFA-8
ドロップポートでのレシーバのカラーレス化に利用頂けます。ITU-T 50GHz間隔96チャンネルより1チャンネルの波長セレクトが可能です。製品寸法は(W)200 x (D)120 x (H)38 mmです。
【機能】
- フルコントロールモード; ITU-Tグリッドにとらわれることなく、ユーザー自在に周波数マップ上のチャンネル管理が可能。適用製品:WPA-44。
- ITUグリッドモード; ITU-T 50GHz間隔96チャンネルにおいて、個々のポート、個々のチャンネルの周波数帯域可変機能、光レベル制御が可能。適用製品:WPA-44, WPA-8, and WPA-12。
- チャンネル選択モード; ITU-T 50GHz間隔96チャンネルにおいて、1チャンネルの波長選択が可能。適用製品:TFA-8.
【応用】
- 4×4 WXC (4方路、4カラーAdd/Drop数).
- 次世代ROADM装置への既存装置のアップグレード化.
- Dropポートのレシーバのカラーレス化.
【メリット】
LCOSベースのWPAファミリーには以下の多彩な特長と利点があります。
- 柔軟性が高い
- 自在な波長マネジメントが可能
- 小型・高集積
- 高信頼プロセス
- 無可動デバイス
次世代の400Gb/s~1Tb/sの超高速光伝送における光ノード装置の中核を担う能力を有しております。
WPA 主要製品と機能

(a) WPA-44, (b) WPA-8, and (c) TFA-8(WaveProcessorTM Array).
