Swept Source Lidarに関する論文が、OSA(米国光学会)の「Optics Express」に掲載されました。
Swept Source Lidarに関する論文が、OSA(米国光学会)の「Optics Express」に掲載されました。
論文要約
本論文では、独自のLiDAR*1方式である「Swept Source Lidar」を提案し、その原理実証を行いました。Swept Source Lidar™*2では、非機械式ビーム偏向とFMCW(Frequency-modulated continuous-wave)法による距離計測を、同時かつ連続的に実行します。これにより、シンプルなソリッドステート式FMCW LiDARの実現が可能となります。実証には波長掃引OCT(SS-OCT)技術を応用し、FMCW LiDARを実現しました。また、車載応用に向けた実現可能性やシステムの拡張性についても議論しています。
*1.LiDAR(Light detection and ranging)は、自動運転からロボティクス、3Dセンシングまで幅広く応用されており、耐振動性や安全性を高めるため、非機械式であるソリッドステート式LiDARの実現が求められています。
*2.「Swept Source Lidar」はsantec株式会社の商標です。
論文情報:
Masayuki Okano and Changho Chong, "Swept Source Lidar: simultaneous FMCW ranging and nonmechanical beam steering with a wideband swept source," Optics Express, Vol. 28, Issue 16, pp. 23898-23915 (2020).
以下のリンク先からご覧いただけます。
https://doi.org/10.1364/OE.396707
© 2020 Optical Society of America. Users may use, reuse, and build upon the article, or use the article for text or data mining, so long as such uses are for non-commercial purposes and appropriate attribution is maintained. All other rights are reserved.