解像度・機能を向上させた第2世代のLCOS型空間光変調器(型式:SLM-200, SLM-250, SLM-20)を発表
santec株式会社(本社愛知県小牧市)は、当社第1世代の液晶LCOS(Liquid Crystal on Silicon)技術を用いた空間光変調器(製品型式:SLM-100)の後継機として、LCOSの解像度を大幅に向上させた第2世代となる空間光変調器(製品型式:SLM-200, SLM-250, SLM-20)の3製品を販売します。同製品はSLM-100で実現した他社比4倍優れた10-bit 1024階調度と10倍以上優れた位相安定度に加えて、今回、当社従来比1.5倍の230万画素(解像度1920×1200)の高精細パネルを採用しております。紫外線耐性モデル(製品型式:SLM-250)はSLM-150の後継機にあたります。
また、この第2世代より機器組み込み型に対応したOEMモデル(製品型式:SLM-20)も製品ラインアップに加わりました。LCOSの解像度向上に伴い弊社特有の優れた高階調度と相まって光波面補正、レーザー加工用光ビーム整形、バイオセンシングなどの光応用分野での性能向上に貢献します。
尚、本製品は、2018年5月15日から米国・サンノゼ市で開催されるCLEO2018、当社ブース番号#2235に出展されます。
製品名: LCOS型空間光変調器
製品型式: SLM-200, SLM-250, SLM-20
製品の特長
高精細パネル解像度WUXGA及びFull-HD規格に対応(製品型式:SLM-200/SLM-250)
- WUXGA規格(解像度1920×1200)とFull-HD(解像度1920×1080)に対応
研究開発用に適した波長帯別の空間光変調器です。弊社従来製品(SLM-100)のHD規格(1440×1050)150万画素に比べて、最大WUXGA規格(1920×1200)に対応する230万画素の高精細パネルを採用しました。SLM-200は可視から赤外波長域用です。SLM-250は紫外線耐性を有するモデルです。SLM-200に比べて紫外線耐性は42倍優れております。
SLM-200 SLM-250
低ストレス設計LCOSヘッドの採用
- 従来比2倍優れたλ/10の面精度を実現
LCOSヘッドの固定時に発生するストレスを低減する機構設計を採用しました。
機器組み込み型モデル追加(製品型式:SLM-20)
- 機能別に選択できるOEMモデルの追加
産業機器組み込み用空間光変調器です。SLM-200同様に230万画素の高精細パネルを採用しました。SLM-20は全ての機能を有するマルチファンクションモデルと基本駆動特性に特化したLCOSドライバモデルよりお選び頂けます。さまざまな機器組み込み用カスタムに対応いたします。
SLM-20(マルチファンクションモデル
受注開始日: 2018年5月15日
販売価格: 200万円(SLM-200)、350万円(SLM-250)、個別相談(SLM-20)
(発表日時点での税抜き参考価格です)
santec株式会社について
創業 |
1979年 |
業種 |
光部品・光測定器製造販売企業 |
株式市場 |
JASDAQ市場上場(6777) |
本社 |
愛知県小牧市 |
従業員数 |
190名 |
販売子会社 |
米国(ニュージャージー州)、英国(ロンドン)、中国(上海市) |
会社紹介 |
1984年に世界初の光ファイバ検査装置を世に送り出し、現在では世界30カ国以上への販売実績がある光技術のパイオニア企業である。 |
本件お問い合わせ先:
santec株式会社 光部品ビジネスユニット
愛知県小牧市大草年上坂5823番地
電話番号:0568-79-3535